Movable Type の日に参加しました
ベースキャンプ名古屋のイベント、Movable Typeの日に参加しました。
実際に触った事が無いという参加者が多く、Movable Typeユーザーさんが基礎的なところからご説明していただいたおかげで学べた事がとても多かったです。
Movable Type とは
Movable Type(ムーバブル・タイプ、MT)とはシックスアパート社製品のオープンソースの有料CMSです。
プログラムを書かなくて良いかわりに独自の記述があるということからa-blog cmsに似ているというお話を聞く事があります。
1日参加して掴んだ特徴
- PHPをかかない、独自のタグがある(MTML)
- 再構築
- 静的ページの出力でバックアップがとれる
- 複数ドメインでもライセンスは1つでいい
- オープンソース
- マルチブログ構造ができる
- Perlが使われている
- カスタムフィールドがブラウザで作れる
それでは、気になったところをピックアップして細かなところをメモしていきたいと思います。
PHPをかかない、独自のタグがある
Movable TypeはPHPがわからなくても実装できるCMSです。PHPの代わりに独自のタグであるMTML(Movable Type Markup Language)を使います。そのため、参加者の周りでは普段PHPを書かないコーダーの利用者が多いとのことでした。
静的ページの出力でバックアップがとれる
Movable Typeには動的ページと静的ページがあり、静的ページでバックアップを取る事が可能です。ですが静的ページがたくさんあると再構築するのに時間がかかるようです。実際に一部の動的ページを再構築してから、同じページを静的ページに変換するデモを見せてもらいましたが、動的ページのほうは2分かかったのに対して、静的ページは7分かかっていました。
複数ドメインでもライセンスは1つでいい
たとえば、3つのサーバーで3つのドメインのサイトを運用していたお客様にサーバーを1つにして、1つのライセンスで3つのサイトを運用することも可能です。
それでMovable Type1つでいいのならお得なのかもしれませんね。
オープンソース
Movable Typeはオープンソースなのでプラグインがあります。ですが、プラグインがあるとお客さんが更新してしまって思ったように動かなくなることもあるので制作者側はちょっと大変なようです。
マルチブログ構造ができる
Movable Typeではマルチブログ構造ができます。Movable Typeのユーザーさんたちはブログや簡単なサイトははWordPress、規模が大きくなるとMovableTypeを使っているようです。
カスタムフィールドがブラウザで作れる
他のCMSはカスタムフィールドがブラウザで作れるようですね。a-blog cmsではHTMLをガリガリ書いていきますが、HTMLで書いているためレイアウト調整ができるようになっています。
参加して
Movable TypeとWordPressの比較が聞けた
今回のMovable Typeの日ではMovableTypeとWordPressを使っているユーザーさんがいたため、他のCMSの勉強会とは違ってそれぞれの長所と短所を聞けたので面白かったです。
サイトはMovable Type、ブログはWordPress
以前参加したconcrete5の勉強会で共通したところはどちらもWordPressと比較しているところ、そしてブログはWordPressで作るという考え方を持っているところです。サイトをつくるのは普段使っているCMSのほうだけど、ブログはWordPressのほうが向いているので合わせて使うことがあるようです。
普段a-blog cms1つでサイトを作っている私には発想に無かったのですが、結構2つのCMSを1つのサイトで使うパターンってあるんですね。a-blog cmsユーザーさんでも他のCMSと合わせて使っている方とかいらっしゃるんですかね。
最近他のCMSの勉強会に参加する機会があるのですが、それぞれ特徴があっておもしろいですね。やっと最近になって普段使っているa-blog cmsの特徴も分かってきた気がします。
4ヶ月前よりは「a-blog cmsって何?」って質問に答えられるようになってる、はず!