四半世紀を迎えるので一年間を振り返る
本日で25歳を迎えることになりました。100年生きるとしたら、人生の1/4を過ごしたことになります。実際にはそんなに生きれないかもしれないけれど、目安を100歳として残り1/4だと思うとなんだか感慨深いなあ、と。
去年もお誕生日エントリーを書いていたので、今年もお誕生日エントリーを。前回のお誕生日エントリーは以下から。
登壇活動
23歳に引き続き、24歳もセミナーに呼んでいただくご縁がありました。参加してくれた方々、呼んでいただいた方々、お世話になった方々、本当にありがとうございました。
- Frontrend Vol.9 - 春の新人歓迎 マークアップ/アクセシビリティのキホン で登壇しました | セミナー | mkasumi.com
- SaCSS Special 13 : SaCSS SUMMER FESTIVAL 第2弾 FRONTEND に登壇しました | 活動 | mkasumi.com
- WordFes Nagoya 2017の座談会でスピーカーとして参加しました | セミナー | mkasumi.com
- Frontend Nagoya #3 でお話ししました | 活動 | mkasumi.com
勉強会運営について
「24歳になったので1年間をまとめてみる」でも書いてあるのですが、
23歳になったころの私は、4年もマークアップエンジアとして働いていると、意識しないと同じ仕事をただ繰り返して過ごしてしまいそうな危険を感じていました。
と、感じていました。「世界はマークアップ中心に動いているんじゃないんだから、小さな箱から抜け出そう」と思ったことがきっかけで、長年開催していた名古屋マークアップ勉強会を「名古屋マークアップ勉強会 The Final」を最後にして、新しくFrontend Nagoyaという勉強会を開催するようになりました。
今のところ、セッション形式の勉強会なので開催は不定期に行なっています。誰かが「Frontend Nagoyaやりたいよ」「話す場所が欲しいよ」「名古屋行きたいよ」と言った声があれば開催するスタイルを取りたいと思います。登壇者を探すのが大変だということもありますが、日常生活が忙しいとき、仕事が忙しいとき、気分的に勉強会よりももっとコードを書きたいときなどなど、「やりたいときにやりたいことをやる」を大事にしたいと思っています。無理なく、ゆるふわに運営していく方針です。
セッション形式だけではなく、もくもく翻訳する会、プレゼン力を上げるためのLT会などもやりたいという意見いただいているので、企画しようとしています...が、5月くらいまで忙しいので当分先になりそうです。もし手伝ってくれる方がいれば、大変うれしいです!
24歳で出会った素敵な書籍
他にもたくさん素敵な書籍がありましたが、選ぶと以下の4冊はとくに私の考え方に影響を与えてくれました。
「楽しく技術に取り組む」
24歳の目標は「楽しく技術に取り組む」ことです。
24歳の誕生日エントリーをみると、「楽しく技術に取り組む」と書かれていました。実際にどうだったかというと、結構楽しめています。
苦手だったJavaScript書いたり、ちょっとでもデザインを理解しようとデザインルールを分解したり、念願のスクロールテーブルの実装をしたり、SCSSの書き方工夫したり...。
ブログに書いてないこともありますが、これらのことを積み重ねていって結構楽しくコーディングできています。
24歳で「対面販売」に挑戦してみた
コーディングからはちょっと離れた内容になりますが、すごく店員さんになりたい時期があって、友達に12月10日(日)に名古屋で開催されたクリエーターズマーケットという雑貨やイラストなどを販売するイベントに誘われたので、グッズを販売してみました。
私はそんなに数を用意できなかったので友達のブースの隅っこでかっぱさんのグッズを販売していました。グッズ自体はそんなに数は売れていないのですが、なかなか対面で販売する機会が無いのでとても面白い経験でした。普段は仕事では自社で開発しているCMSを説明したり、クライアントのウェブサイトを製作したりしていますが、なんだかいまいち物を作って売っているという実感がありませんでした(どちらかといえば、昨日の私よりもいいコードが書けているか、などの己との戦いのイメージに近い)。かっぱさんのLINEスタンプも販売していますが、毎月10日に何円売れているかLINE STOREから連絡があるだけで、こちらもあまり実感がありませんでした。
「なんでマークアップをするのか」という問いを持ったときに、「マシンリーダブルにし、さらにその先にいるユーザーに伝える役目を持っている」という1つの解を導き出したときから、その先にいるユーザーを気にすることを意識しています。特に意識せずにコーディングだけをしていると、その先にいるユーザーの存在を気にも留めないことだって可能です。でもそんなコードは書くのは違うなと感じていて、コーディングとは別の手段になったとしても、ちょっとでも「間近でユーザーを意識する」という機会が欲しいと思っていました。
対面販売の何が具体的に面白かったかというと、
「あ、かっぱだ!買います!」というまっすぐなかっぱ好きな人もいれば、
「彼女がかっぱ好きなんですよね。女の子ってピンバッジと磁石どっちがいいですかね...?」というかっぱを彼女に送ろうとして真剣に悩んでいる人の相談に一緒に乗ったり、
「お姉ちゃんがかっぱ好きなので、旦那さんとお揃いのをあげたいんです。こっちのかっぱは線がちょっと濃いし、大きさがちょっと違うし...。」と一緒に真剣に見比べたり。
全然知らない人の大切な人へ贈るプレゼントの相談に乗ることができて楽しかったです。あと、真剣にかっぱのグッズを選んでくれているのもうれしかったです。
今は「物が売れる時代じゃない、コトが売れる時代だ」なんて言われていますが、他人へのプレゼントやお土産の為なら物を買う人がいるんだということに気づき、温かい気持ちにもなりました。
今思えば自社のCMSを選んでもらう理由もあまり変わらないなと私は思っていて、「うちのデザイナーさんでも実装できるから」「うちのクライアントさんでも更新できるから」という理由で選んでいただく機会があります。「仕事相手のことを思ってツールを選ぶ」場合もあるんだなと、たまたま友達に誘われた対面販売を通して気づくことができました。
自社製品のことを伝えようとすると中には「営業」だと思われることがあり、悪い印象がありましたが、今更ながら「物を作って、売る」という行為はこんなに素敵なことだったんだなあと、この出来事を元に実感し始めています。
今年もクリエーターズマーケットに参加するかはまだ予定はありませんが、友達と小さな展覧会を5月にする予定です。進捗率が0%なので、5月まではイラストに時間とお金を注いでいきたいと思っています(無駄に遊ばないようにここで宣言する!!)。