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英語ができてよかったこと

私は、昔は英語が得意だったのですが、思っている以上の周りからの期待に、同時に苦手意識も持っていました。苦手意識を持ってから、自ら英語の勉強をしようとは思いませんでした。

それでも、苦手意識を克服して、「また英語の勉強をしよう」と、ここ一年で考え方が変わりました。それは入社してから英語が得意でいいことがあったからです。

かえって英語のほうが理解しやすいこともある

初めに実感したのは、入社2ヶ月目の仕事としてもらった、自社が開発しているa-blog cmsというCMSのBootstrapテーマ作りがきっかけでした。CSSフレームワークの1つであるBootstrapの公式ドキュメントが英語だったのです。日本語に訳された記事もあったのですが、逆に理解がしにくく、英語だけど公式のドキュメントが一番わかりやすいと判断しました。

他にも専門用語が出てくる難しいものは、英語のほうがわかりやすいことがありました。

検索の幅が広がる

さきほどのBootstrapテーマの作成途中に、作成中のBootstrapテーマを使って、自社が主催しているWCANというセミナーのサイトを制作することになりました。途中、Bootstrapの公式ドキュメントだけではどうしても実装できない問題が起こりました。

最初は実装できない問題を日本語で検索していたのですが、同じような現象が起こっている日本語のブログが見当たりませんでした。海外製のBootstrapに関係する問題なら、英語の記事ならあるかもしれない可能性に気づいて、英語で検索すると、問題を解決する内容の記事が1件みつかりました。(本題とはズレますが、そのときの問題を解決した記事がありました:Bootstrapのドロップダウンにログインフォームを設置する方法

このときに私は日本語での検索では限界があることに気づきました。その他にも、海外製のライブラリのバグは英語でしかないことがありました。

最近では、日本語で検索して、該当する記事が見当たらなかった場合は英語で検索するようにしています。

新入社員でも役に立てる

実際に「役に立てた!」と感じたのは、a-blog cmsでつかっているWYSIWYGエディタのバージョンアップするためのお問い合わせメールの対応でした。英語でビジネスメールなんて書いた経験はありませんでしたが、英語が得意だからという理由で回ってきた仕事でした。途中、専門ではない金銭関係の単語が出てきましたが、不安なところはGoogle 翻訳の力も借り、無事にWYSIWYGエディタのバージョンアップができました。

そのあとからも英語でお問い合わせメールをする仕事をもらえました。今思うと、英語は新入社員でも役に立てたスキルの1つです。

当時の記憶としては、自信がない英語で書いたビジネスメールを送り、その英語に対して相手が返信をくれるたび、「私が書いた英語を理解してもらえた!」とうれしかった覚えがあります。たまにお問い合わせの担当が変わると、人によってメールの書き方の違いがあるので、勉強になって意外に面白かったですね。

情報収集の幅が広がる

初めは、本や、リファレンスサイトなどで基礎知識を勉強していたのですが、RSSリーダーに登録した興味のある日本語のサイトの記事や、TwitterやFacebookでシェアされた記事を読んで勉強するようになっていきました。続けているうちに、日本語の記事で興味のある記事が1日に1件あるかないかの頻度になっていることに気づきました。

さすがに「これはまずい」と思ったので、英語の記事も読むようになりました。英語を母国語として使っている国は日本語よりも多いので、単純に考えて英語の記事の数も多いと考えたからです。英語の記事は日本語の記事よりもたくさんあり、その分自分が興味を持てる記事もたくさんありました。

もちろん日本語の記事よりも理解するのに時間はかかりますが、興味があれば2時間かかっても気合いで読みます。無理をすると英語への苦手意識がまた強くなるので、難しすぎると判断したら手を引くようにしています。

普段からしていること

ブログ記事だけではなく、普段から自然に英語を目に通しておきたいため、最近ではTwitterで海外の方をフォローしたり、iPad miniの設定を英語環境にしたりしています(さすがにiPhoneやMacの環境設定を変える勇気はありませんでした)。これは、私の英語のスキルが上がるときはいつも、英語を学ばざるを得ない環境があったことに気づき、普段の環境を少しでもそのときのように再現しようと思ったからです。

普段の環境を英語に近づけていると、あまり意識せずに英語の記事を読んでいる私がいました。毎日英語に触れる生活を送ることで、1年前まではあったはずの苦手意識が少なくなりました。

最後に

以前よりも英語への苦手意識が少なくなった1年を、自分が何をしていたか忘れてしまわないようにこの記事を書きました。まだ完全に苦手意識を取り払えたとは言えませんが、やっと少なくなった苦手意識を復活させないことを最優先にして、これからも持続していきたいと思います。

以上が1年間で私が経験した英語を得意でよかったことでした。英語を学ぼうとしていて踏みとどまっている人や英語に苦手意識を持っている人に、なにか参考になるところあればうれしいです。


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著者

デザイナー

森田かすみ

マークアップエンジニアからWebプロダクトのデザイナーへ転身し、現在はUI/UXデザインを勉強中。
ストレス発散方法はかっぱのイラストを描くこと。

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